③-02 外国人スタッフの研修はどうすればいい?現場で使える教育方法

「採用したけど、どうやって教えればいいのかわからない…」
「言葉も文化も違うし、研修が難しい…」

外国人スタッフの戦力化には、初期研修がとても大切です。
特定技能人材は即戦力とはいえ、店舗によってやり方は違います。
ここでは、外国人スタッフをスムーズに育てるための現場向け研修方法をご紹介します!


■ ✅ 研修の基本ステップ(5段階)

  1. 業務の全体像を伝える
     →「このお店で、あなたはこういう役割をするよ」と説明
  2. 目で見せる(実演)
     → 実際にやって見せて、手順を視覚で覚えてもらう
  3. 一緒にやる(OJT)
     → 最初はペアで。繰り返し練習の時間をつくる
  4. 自分でやらせる(確認付き)
     → 間違ってもOK!少しずつ任せていく
  5. フィードバックする
     → よかった点・改善点を具体的に伝える

■ 🧾 教え方のコツ:3つの「やさしい」

やさしい言葉で

  • 「盛り付けて」より →「この写真みたいに、きれいにのせてください」
  • 敬語よりも、短くて具体的な表現が◎

やさしいスピードで

  • ゆっくり、区切って話す
  • 同じことは2回言うくらいでちょうどいい

やさしい視覚教材を

  • 写真付きマニュアル/動画マニュアル
  • 色分け・矢印・OK/NGの比較があると理解が早い!

■ 🛠 よく使われる現場教育ツール

ツール特徴
写真マニュアル盛り付けや掃除手順の“見える化”に最適
動画マニュアル調理手順や動きの説明に便利。スマホで再確認も◎
LINE翻訳/音声翻訳言語の壁をその場で解消。特に緊急時に役立つ

■ ✅ 先輩外国人スタッフがいれば“最強の先生”

  • 同じ国籍の先輩がいれば、母国語でサポートしてもらえる
    -「日本語では伝えにくいところ」をフォローしてもらえる
  • 安心感・定着率もアップ!

■ まとめ:「伝えたつもり」ではなく「伝わる工夫」を!

  • 研修は“完璧な日本語”でなくてOK
  • 大切なのは「目で見せる」「一緒にやる」「何度も伝える」
  • 最初の3週間が勝負!ここを乗り越えれば、グッと戦力になります