①-03 外食業界が対象となった背景と今後の展望
2019年にスタートした「特定技能制度」。
その中で外食業界も対象業種のひとつとなっているのをご存じですか?
「なぜ外食業が対象になったの?」
「今後もこの制度って続くの?」
そんな疑問にお答えしながら、背景とこれからの展望について、わかりやすく解説します。
■ なぜ外食業が「人手不足」と言われるのか?
外食業界は、コロナ前からずっと人手不足の業界として知られています。
とくに中小規模の飲食店では、アルバイトも集まりにくく、営業に支障が出るケースも増えていました。
そこに追い打ちをかけたのが、2020年からのコロナ禍。
一時的に休業・時短営業となったものの、その後の人材確保がさらに難しくなりました。
そして今、多くの飲食店が
「営業したいのに、働く人がいない…」
という問題に直面しています。
■ 外国人材に期待が集まる理由
そんな背景から、外食業界は外国人の労働力に大きな期待を寄せている業種のひとつとなりました。
ただし、これまでの「技能実習制度」は、外食業が対象外であるため、
「せっかく良い人材がいても、働けない」
という壁があったのです。
そこで、**「一定のスキルがある人なら、正式に働いてもらえるようにしよう」**ということで生まれたのが、特定技能制度です。
そしてその対象業種の1つに「外食業」が加わりました。
■ 今後の展望:外食業界と外国人材の関係は?
今後、少子高齢化がさらに進む中で、日本人だけで外食業界を支えていくのはますます難しくなります。
そのため、国としても特定技能制度の拡大・柔軟化を進めており、
- 試験の回数や実施地域の拡大
- 特定技能2号への移行対象の見直し
- 登録支援機関の役割強化 などが進められています。
また、**「外国人材をどう育て、どう定着させるか」**が、今後ますます重要になります。
■ まとめ:外食業と特定技能制度は、これからが本番
外食業界は、「人が足りない」からこそ、人材の育成と定着に力を入れるべきタイミングに来ています。
特定技能制度は、単なる“人手の穴埋め”ではなく、
将来のチームの柱を育てるチャンスでもあります。
当社では、ベトナム現地で実地研修を受けた即戦力人材の紹介と、長期定着を見据えたサポートを行っています。
ご興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください!