②-02 厨房?ホール?現場での具体的な業務分担例
「特定技能人材って、具体的にどんな仕事を担当してもらえばいいの?」
「うちの店では、厨房とホールどっちが合ってる?」
実際の店舗運営では、どのポジションに特定技能人材を配置するかが、戦力化のカギになります。
この回では、現場でよくある“業務分担例”をタイプ別にわかりやすくご紹介します!
■ 基本は「厨房スタート」が多い理由
✅ ほとんどの飲食店では、まずは厨房業務からスタートするケースが多いです。
その理由は:
- 日本語の負担が比較的少ない
- 業務内容が比較的ルーティン化しやすい
- 清掃や盛り付けなど、教えながら覚えてもらえる工程が多い
💡特にN4レベルの日本語力の方は、最初は厨房がフィットします。
■ 実際の業務分担:モデル例
🍳 キッチン中心の小規模店(例:ラーメン店・焼き鳥屋)
担当者 | 主な業務 |
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特定技能人材 | 仕込み、盛り付け、洗い物、食材準備 |
日本人スタッフ | メイン調理、接客、締め作業 |
💡特定技能人材が裏方をしっかり支えることで、日本人スタッフが接客に集中できる環境に!
🧑🍳 居酒屋・焼肉などの中型店(スタッフ6~10人)
担当者 | 主な業務 |
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特定技能人材① | キッチン補助(フライヤー・野菜カット) |
特定技能人材② | 洗い場・掃除・デザートの盛り付け |
日本人スタッフ | 調理メイン・ホール・会計 |
💡ポジションを分けることで、作業に集中しやすく、仕事が早く覚えられます。
🧾 ホール中心の業態(カフェ・定食屋など)
担当者 | 主な業務 |
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特定技能人材 | ドリンク作成、配膳、下げ物、テーブル片付け |
日本人スタッフ | 注文受付、レジ、キッチン指示 |
💡 N3以上の日本語力がある場合は、ホール業務でも活躍可能!
当社では、接客用語のトレーニングを行っている人材もご紹介可能です。
■ 「厨房→ホール」のステップアップも可能!
最初は厨房からスタートし、
✅ 数ヶ月で言葉や文化に慣れてきたら、ホール業務へチャレンジ
という成長ステップもよくあります。
例:「最初は皿洗い → 次にフライヤー → 最終的に配膳も担当」など
■ まとめ:分担のポイントは「言語×業務難易度」
- 厨房作業:言語の壁が少ないので初期配属におすすめ
- ホール業務:日本語に自信がある人向け(ただし丁寧語の練習が必要)
- 店舗のオペレーションに合わせて、役割を明確にしておくことが成功のカギ!