②-05 外国人スタッフを戦力化するために必要な3つの工夫
shimizu「採用したのはいいけど、なかなか戦力にならない…」
「やる気はあるのに、教え方が難しい…」
そんなお悩みを抱える飲食店オーナー・店長の方へ。
外国人スタッフを“戦力”として活かすには、ちょっとした工夫が重要です。
ここでは、現場で実践されている「特定技能人材を戦力化するための3つの工夫」をご紹介します。
✅ 工夫①：業務を“見える化”するマニュアルを用意する
言葉の壁を越えるには、視覚で理解できるツールが最強です。
- 写真付きのマニュアル（例：盛り付け例、掃除の手順）
- 手書きでもOK！「やってほしいことを見せる」が大切
- 「OK例」「NG例」を並べて表示するのもおすすめ
💡 新人教育の時間も短縮でき、本人の不安も軽減します。
✅ 工夫②：短く、ゆっくり、具体的に話す
日本語の文法や敬語は、思っている以上に難しいです。
指示を出すときは：
- 長い文章を避ける：「これ終わったら、次あれやってね」→ ❌
- 分けて話す：「これ終わったら教えて」「次にこれをして」→ ⭕
また、感情が入った口調（怒っていないのに強く聞こえるなど）も、
相手が萎縮する原因になることがあります。
✅ 工夫③：褒める・感謝する文化をつくる
「ありがとう」「助かったよ」
この一言が、外国人スタッフには本当に響きます。
- 母国ではあまり“褒める文化”がない場合も多いため、日本人以上に励みになります
- 成長した部分を定期的にフィードバックすると、モチベーションが長続きします
💬 頑張っているのに何も言われないと、「自分は役に立ってないのかな…」と感じがちです。
■ 番外編：先輩外国人の存在も大きな力に！
すでに働いている外国人スタッフがいると、
新しい人材にとって“頼れる存在”になります。
- 同じ国籍同士なら母国語でフォローも可能
- 店舗としても「自分たちでも育成できる」という安心感に
■ まとめ：外国人スタッフは「育てれば大きな力になる」
特定技能人材は、“受け入れ準備”と“育成の工夫”で、
日本人スタッフと同じように、そしてそれ以上に頼れる存在になります。
- 見える化・話し方・コミュニケーションの3つを意識する
- 「伝わっていないかも？」という前提で接する
- 成長を一緒に喜べる関係を築くことが、戦力化のカギ！
